住むこと、暮らすことに「仮」はありません。一瞬は未来につながります。「仮設住宅」という単語の持つ響きが、被災地での住宅のあり方を制限してしまっているのかもしれません。大きな災害は世界中どこでも起こりうるもの。そこに集う人々の絆が育まれるそんな新しい「住まい」の提案と、さらには環境にも配慮。廃棄される「仮設」から、利活用される「住まい」へ [ WHO-SHAプロジェクト ]
EH-J 「内原の風社」
外観
Emergency House 緊急住宅+JAPAN+風土&コンセプトの名前
風社[WHO-SHA]に込めた「住まい」への、三つの想い
風社[WHO-SHA]の設計コンセプト
土台、柱、梁から胴縁、垂木、野地板にいたるまで、すべて徳島県産杉を使用。
断熱材も工業製品にできるだけ頼らず、杉を用います。

徳島で20年の歳月をかけて進化してきた、柱の間に杉板パネルを落としこむ「板倉構法」の採用で、筋交いや合板による耐力壁が不要になり、構造がそのまま仕上げとなるシンプルな木の空間を実現します。
消耗したこころを癒す、生きるちからを養うため安らげる空間づくりをめざします。
解体移設を前提としたつくりをおこなっています。使用期間が終わったあと直ちに解体・焼却されるのではなく、新たな用途へ転用されることも木造でつくることの大きな意義です。廃棄処分費が不要になるばかりか、必要とされる方に安価に譲渡することも考えられます。

まずは被災直後の人々の住まいであり、その後その方達が居を定めて住み続けていく、そのための住まいの要素にもなる、そのシステムは、被災時に限らず、小さくとも豊かな住まいとして普遍的に活用されることもイメージしています。